沖縄の爽やかなシトラスの香り

沖縄を代表する柑橘類といえば酸味が特徴の「シークヮーサー」をイメージする方も多いかと思いますが、沖縄にはシークヮーサー以外にも「タンカン」や「カーブチー」など多くの柑橘類が存在します。
今回は、沖縄の代表的なシトラスの香りをご紹介します。

シークヮーサー

シークヮーサーは、沖縄が原産の柑橘類で、学名は「Citrus depressa」といいます。 沖縄の方言での由来は、「酸(シー)を食わせる(クヮース)モノ(サー)」という意味の方言をつなげて、シークワーサーと呼ばれるようになったそうです。
果実は、レモンほどの大きさで、外皮は薄く、酸味が強く、爽やかな香りが特徴です。沖縄では古くから、風邪の予防や胃腸の調子を整えるなどの民間療法として親しまれ、食品や飲料などに加工され、全国的にも広く知られるようになりました。
特に、シークヮーサージュースやシークヮーサー味のアイスクリーム、お菓子などが有名です。また、シークヮーサーは、ビタミンCが豊富に含まれており、美容や健康にも良いとされています。

シークヮーサーの香り

シークヮーサーの果皮には、シークヮーサー特有の成分である「シークヮーサーフラボノイド」が多く含まれており、この成分が香気成分となっています。
この香りは、柑橘系のシトラスの香りの中でも、特に強くスッキリとした酸味のある香りで、レモンやライムよりも苦みが少ないため、ほのかなフルーティーさがある柑橘特有のフレッシュで爽やかな香りが特徴です。

タンカン

タンカンとは、「ポンカン」と「ネーブルオレンジ」の自然配合でできたタンゴールの一種で、学名は「Citrus reticulata」といいます。果実はオレンジよりやや大きいサイズで、果皮は薄く、果肉は甘くジューシーです。
秋から冬にかけて収穫され、主に生食や果汁の原料として利用されます。また、果皮には香りがあり、食品や調味料、香水などにも利用されています。

タンカンの香り

タンカンの果皮には、「リモネン」や「リナロール」「ピネン」などの芳香成分が含まれており、これらの芳香成分はオレンジとにていることから、スイート・オレンジのように、甘くジューシーでフレッシュな爽やかさが組み合わさった香りが特徴です。
タンカンの香りは、食品や飲料、香水や化粧品など、様々な分野で利用されています。また、果皮には苦味も含まれているため、調味料としても利用されることがあります。

カーブチー

カーブチーは、沖縄が原産の柑橘類で、英語名は「Citrus keraji var.」といいます。沖縄の方言での由来は、果皮が分厚いことから「皮(カー)分厚い(ブチー)」という意味の方言をつなげて、カーブチーと呼ばれるようになったそうです。
果実はオレンジよりやや小さい大きさで、外皮には赤い繊維状の毛が密生しています。内側には、白色の果肉があり、中には種が1つ入っています。果肉は、甘くてジューシーで、リンゴやブドウに似た味わいがあります。
また、果皮や種には、抗酸化作用があるとされ、健康食品やサプリメントなどにも利用されることがあります。

カーブチーの香り

カーブチーの果皮には「Y-テルピネン」や「チモール」という芳香成分が含まれており、「チモール」は清涼感のある芳香成分で消臭作用があるといわれています。
カーブチーの持つリンゴやブドウのような甘くフルーティーな香りと、チモールのフレッシュで爽やかな香りが調和した香りが特徴です。

まとめ

本土にも「デコポン」や「はっさく」など様々な柑橘類が存在しますが、沖縄にも「シークヮーサー」「タンカン」「カーブチー」など亜熱帯地域特有の柑橘類が存在します。
香りは、柑橘類特有のフレッシュで爽やかな香りという部分は共通していますが、ジューシーな甘さがあるものや、フルーティーな甘さがあるものなど様々です。
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