介護施設のニオイに対する課題

介護施設での悩みとして「ニオイ問題」がありますが、デリケートな問題だけに、どのように解決したら良いのかわからず困っているという方も多いのではないでしょうか。
「少しでもニオイを軽減させたい」や「ニオイを予防する方法を知りたい」という方のために、今回は、介護施設のニオイが気になる場面や場所に応じて適切な消臭対策をご紹介いたします。

介護施設で発生するニオイ

まずは、介護の現場で発生するニオイの原因について知っていきましょう。
介護で発生するニオイの原因として「身体から発生するニオイ」、「排泄物のニオイ」、「衣類や寝具のニオイ」の3つがあります。

1.身体のニオイ

口臭
口臭の主な原因は、口内にいる細菌によるものがほとんどで、通常であれば唾液によって胃に流されていきます。しかし、高齢者の場合は、加齢や薬の副作用などによって唾液の分泌量が減少してしまい、口内に細菌が増えやすい環境になりがちです。結果、細菌が増加することによって口臭が発生してしまいます。
ニオイは「卵が腐ったようなニオイ」、「魚や野菜が腐ったようなニオイ」、「生ごみのようなニオイ」が代表的で、部屋中にニオイが蔓延する場合は、歯周病や口腔内の病気、その他の病気の可能性があります。
加齢臭
加齢臭は、高齢者だけではなく、40代以降の男女に発生しやすいニオイです。
原因としては、年齢を重ねると皮脂腺から出る「過酸化脂質」や「パルミトレイン酸」の量が増えて、結合→酸化→分解され「ノネナール」という物質によってニオイが発生します。また、ストレスを多く抱えていると、加齢臭を強くする原因にもなると言われています。
汗臭
汗のニオイはもともと無臭ですが、汗をかいたまま放置しているとニオイが発生します。独特な汗臭は、ニオイの元となる細菌が汗に含まれるタンパク質や垢、皮脂などをエサにしてしまうことが原因です。
そのため、介護現場では高齢者の入浴回数が減ると、汗や垢、皮脂などが増えてしまい、その結果、細菌が繁殖して汗臭が強くなってしまいます。

2.排泄物のニオイ

排泄物のニオイの原因としては、部屋の中でおむつやポータブルトイレを使用しているためです。おむつを使用している場合、交換時だけではなく、捨てた使用済みのおむつからもニオイが発生します。
また、ポータブルトイレは置いているだけでニオイが発生し、部屋に充満してしまいます。ご自身でトイレができる方でも、排泄後にきちんと拭けていない、下着やパジャマを汚してしまうことが部屋が臭ってしまう原因のひとつです。

3.衣類や寝具のニオイ

衣類が臭ってしまう原因はいくつかあり、「食事をこぼしてしまいそのままにしている」、「汗を吸った衣類を着ている」、「排泄物が衣類についたままになっている」などです。汚れがついたままの衣類を放置していると、ニオイが染み付いてしまい、洗濯してもニオイがなかなか取れなくなってしまいます。
また、枕やシーツ、ベッドなどの寝具は長時間の寝たきり生活で、汗や皮脂などの汚れがニオイの原因となります。特に寝たきりでベッドの上で食事や排泄をする方が居る場合は、ニオイがこもりやすくなります。

気になるニオイの対策とは?

介護施設で気になるニオイの対策方法や消臭方法についてご紹介いたします。介護におけるニオイでお困りの方は参考にしてみてください。
こまめな換気
まずは、窓を開けて部屋の中を換気することが大事です。嫌なニオイを外に押し出すように循環させることで、部屋全体の空気が入れ替わり、こもっているニオイもなくなります。
また、新鮮な空気は利用者様の気持ちもリフレッシュしてくれます。
口腔ケアで口臭予防
定期的に口腔ケアをしっかりしてあげることが大切です。舌の汚れを専用のブラシで取り除く、保湿ジェルを使用して口腔内の乾燥を防いで潤いを保てるようにしましょう。食後に歯磨きができるのであれば、毎食時に歯磨きをしてもらい、難しい場合は口をゆすいでもらうなどの対策が必要です。
こまめな汗拭きや入浴
利用者様の体臭を軽減させるには、こまめな汗拭きと入浴の回数を増やすことが最も効果的です。しかし、利用者様の身体の状態や体調によって毎日入浴することが難しい場合は、入浴を拒否する方もいます。
その場合は、身体全体またはニオイが発生しやすい部位を清拭するだけでもニオイは軽減されます。清拭する際に、利用者様が好きなアロマオイルを使うなどしてリラックス効果を高めることもできます。
排泄物の処理方法でニオイを軽減
利用者様がおむつやポータブルトイレを使用している場合、排泄物の処理方法を間違ってしまうとニオイがさらに充満してしまう可能性があります。当たり前のことですが、おむつはこまめに取り替えることが大切です。
また、最近のおむつは吸収率が良い商品が多くなっていますが、排泄物がそのままではニオイの原因となってしまいます。早めに取り替えて、使用済みのおむつは必ず袋に入れて捨てるなど徹底した衛生管理が必要です。排泄物用のゴミ箱に都度、消臭スプレーをかけることもおすすめです。
介護に適した消臭剤を使う
介護の現場でも使用できて、いろんなニオイの元を除去できる次亜塩素酸水がおすすめです。次亜塩素酸水には、ニオイの原因となる成分を分解する作用があり、様々なニオイに対して使用することが可能です。
排泄物から出るアンモニア臭や人から出る体臭にも効果を発揮します。さらには、ベッドやシーツ、枕などの寝具にも使用ができるので1つあれば色んな場面で使うことができます。
次亜塩素酸水は悪臭の元を分解して、ニオイ戻りやニオイ残りがなく使用後は無臭になるのが特徴です。また、空間の消臭効果も優れており、部屋にこもったニオイも消臭でき、高い除菌能力もあるため感染症対策にも有効な一石三鳥のアイテムです。

まとめ

今回は、介護施設のニオイが気になる場面や消臭対策についてご紹介いたしました。
ニオイが漂う空間は、ニオイに慣れていたとしても決して気持ちの良い環境ではありませんし、中には自分のニオイで落ち込む利用者様もいらっしゃいます。
当社では、介護施設において高い消臭効果を得ている次亜塩素酸水をご紹介しています。ニオイ対策にお困りの介護施設様はこの機会に導入をご検討ください。

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