2022.09.19 Haruna フレーバーティー, ブラックティー, 紅茶, 緑茶 コメント: 0 紅茶の香りに使われる香料 コラム 紅茶には芳醇な香りがあり、癒されている人も多いのではないでしょうか。紅茶を淹れたときにふんわりと漂ってくる香りにも種類があります。 そのため、紅茶に使われている香料はどんなものなのだろう?と不思議に思っている人もいるかもしれません。紅茶の香りに使われる香料にはどんなものなのかについてわかりやすく紹介していきます。 紅茶の基本について そもそも私達が知っている紅茶にも種類があるので、その違いについてまずは解説します。 紅茶のなかでも「ブラックティー」と呼ばれているものは、茶葉を発酵させて作っています。もともとの茶葉の香りを楽しめるダージリンやアッサムなどが該当します。 ブラックティーは茶葉本来の味わいを楽しめるのはもちろん、それぞれの味わいの違いを楽しみます。紅茶の淹れ方も茶葉によって変わりますが、基本的にはストレートのままで飲むのがおすすめです。 次に「フレーバーティー」と呼ばれているものは、ブラックティーをベースにして、何かしらのフレーバーを足しているものです。柑橘系の香りを足したものがアールグレイになるなど、紅茶の茶葉以外に香り付けをしています。 そのためフレーバーティーはとにかく種類が多く、好みによっても楽しめる幅が広くなります。人工的な香りを足してあるものもありますし、精油などを用いている場合もあります。 ブラックティーなのか、フレーバーティーなのかによっても、紅茶の楽しみ方に違いがあります。 紅茶の香りの香料は何を使っているの? そんな紅茶の香りを香水やアロマなどで楽しんでいる人もいると思います。 フランスでマリアージュ・フレールの香りを表現したいと考えた夫婦によって作られたものです。ティーノートによると「βイオノン」「へディオン」を合わせています。 世界で最も早くお茶を使わずに生まれた香水はブルガリの、オーパフメオーテヴェールと呼ばれる香水でした。 その名前からもわかるように“緑茶の香水”になるのですが、実際には香りは緑茶とは違うものだったと言われています。ブラックティーであるダージリンにインスピレーションを請けて、作られたそうです。 当時は、ティーを使って香りを出していると考えられていたので、とても驚かれたのだとか。 そもそも紅茶の葉には香料を抽出するだけの強い香りはありません。香り自体もとても複雑なので、他の香りを組み合わせることによって、紅茶に近い香りを引き出しているようです。 なかには紅茶を使って香りを出していると考えていた人にとっては、驚きの結果かもしれません。 紅茶の種類によってどんな香料を合わせているの? 紅茶の種類によっても、合わせる香料に違いがあるのがわかってもらえたと思います。 そのため、紅茶の種類によって、どんな香料を使っているのか詳しく紹介していきます。 ・ブラックティー 定番でもあるブラックティーは紅茶を発酵させて作られるものなのもあり、スモーキーよりな香りをいかに表現するのかを大切にしているようです。 ウッディな香りなどが印象的ですが、ブルガリの「オーパフメオーテノワール」などの香水も有名です。男女兼用向けのコロンとして誕生したもので、フローラルウッディなどの香りがほのかに香ります。ダマスクローズも合わせているので高級感のある香りになり、長年のベストセラーとしても知られています。 ・グリーンティー 緑茶の香りを表現するうえで、へディオンや、マテアブソリュートなどを使っている場合が多いようです。 へディオンは、軽やかな香りになりシトラスとジャスミンを合わせたような芳醇な香りが特徴です。ディオールの香水などで使われていたこともあり、知っている人もいるかもしれません。 また、マテは茶葉を焙煎しているものなどで緑茶というよりは、ほうじ茶のような香ばしさも感じられます。 ・ホワイトティー 日本でも人気のある紅茶の香りになり、大人の女性から絶大な支持のある香りです。ふんわりと包み込まれるような優しい香りが特徴になります。 ほんのりと柑橘系の香りが漂うこともあり、香料のなかでも使いやすい香料だと思います。ウェスティンホテルなどでも使う定番の香りです。 他にも紅茶にフレーバーを合わせた香料などもたくさん出ています。 例えば柑橘系のアールグレイの香りにベルガモットを合わせることで、より華やかで存在感のある香りに仕上がります。ローズティーなども人気がありますが、それだけだと香りが少ないのでレモンピールなどを合わせてブレンドしています。 まとめ 紅茶の香りに使われている香料について、実はとても奥深いことを知っていただけたのではないでしょうか。 紅茶によっても合わせている香りが違うので、付けた瞬間のかおりと時間が経ってからの香りなどの違いもあるのだと思います。紅茶や緑茶などの香りは優しいものが多く、ふんわりと香っているので香料が苦手な人でも使いやすいのが特徴です。 歴史も長く、さまざまなブランドから香料を使った香水などが出ていますので、お気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか。 Tweet Share Hatena Pocket feedly Pin it RSS 「実際に利用する施設で香りの広がり方を確認したい」というお客さまへ無料お試しを実施しています。 まずは、お試しください。お客さまの業種やフロアー環境等から最適な設置場所、 オリジナルの香りをご提案させていただきます。 無料お試しのお申込み Haruna 幼い頃から鼻が敏感だったこともあり、大手化粧品メーカーに従事していた調香師から調香のノウハウを学び「株式会社いいにおい」を創業。好きな香りはベルガモット。 天然香料が一番良いはウソ?【天然香料 VS 合成香料】 香りの揮発性・持続性 関連記事 【介護施設の消臭対策】快適な環境を作るためのステップバイステップガイド 香りの空間デザインとは 【レンタカー事業者の方へ】車内のニオイを消臭する方法 【ペットのニオイを完全消臭!】おすすめの消臭剤と使い方 香りがもたらす意外な効果 ローズ精油の効果・効能について コメント コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL コメントするためには、 ログイン してください。
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